パソコンなんてものは、身近にありませんでした。
ファミコンが全盛期でしたが、なんだかんだで外でよく遊んでました。

『ネット』というものがどのくらいの影響を与え、少年・少女達の感情がそれによりどのように捻じ曲がってしまうのか、見当もつきません。

でも同級生が同級生を、しかも小学校内で、挙句にカッターナイフで刺し殺すなんてことは、普通のことではないはずです。

数年前、少年達の自殺が社会問題として騒がれたときがありました。それから時代が流れ、今は少年の残虐な殺人がニュースで取り上げられることも少なくなくなりました。

残虐。

前に『夜君』と話したことがあります。
「小学生って残酷だよね」
「ん?」
「だってさ、例えばアトピーのヤツとかをさ、ただそれだけの理由で仲間外れにしたりしてたじゃん。今思うと、さ。きちんと謝りたいよね」

この時は小学生の時のアルバムを夜君と見ていた時で、笑いの渦にこのつぶやきは掻き消されましたが…。


年少者だから、残酷の度合いが増すのです。


我が家では読売新聞を取っています。
何日か前の朝刊に、被害者の父親の手記が掲載されました。
マスコミに携わる人間として、ジャーナリズム魂を持つ父親。

そのプロらしい、上手な文章が、読んでいて非常に悲しくなりました。

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