同情するなら何とやら。
いやほんとに。

昨日の段階で神様なんていないと言う事が判明しましたので、この日は母親の手伝いをすることなどなく、そそくさと朝10時過ぎに家を出ました。
東京の3レースからだー。
競馬馬鹿1号は当然のように東京1レースからのお勤め。

おれ「お勤め、ご苦労様です」
1号「君も早いじゃないか…」
おれ「あんた、天才だよ。天才だー」
1号「天才と言われると悪い気がしない」

馬鹿1号は昨日の勝ちに因り非常に機嫌がよく、朝から饒舌でくだらない会話にも食いついてくる。
しかも、この日も昨日同様東京1Rにどうしても買いたい馬がいたらしく、その馬からバラバラと買うとなんとその馬が1着。その勢いを持続させ2Rも的中してるもんだから、ウハウハなのです。

1号「昨日悪いもん出してきたからねぇ」

朝からシモですか。しかも全然笑えない。
完全に乗ってやがる。

んでワタクシ。
神様なんてこの世にいない…。

…おろ?

いやぁ〜…。
当たる当たる。

東京3Rから始めて8連続的中っていうのはどうだ。
8戦8勝。
神はおれか?
その昔、大川慶次郎(故)が予想で一日全てのレースを当てるという離れ業をやってのけたというが、おれもその域か…?

しかし8連続的中してて、1万ちょっとしか浮いてないっていうのもどうだ。
やはりこの買い方だと負け額も抑えられるが、勝つ時の破壊力もかなり減少する。しかも連勝中の最後の方なんて、その記録を意識しすぎるあまり馬券を当てる事を第一目標にしちゃってるし…。

馬連7.8倍に100円掛けて払い戻しが780円。
そのレースだけで900円使っている、俗に言う当たり損という惨状。これがその連勝の間に2回ありました。
どんなだ。神。

しかし逆に考えれば、全く金が戻ってこないよりはよっぽどマシなわけで。しかも『当たり癖』がつく、という2次的な効果も期待できるわけで。こうやって当てていって、いつかどかんと大きいのが…。
ま、この日は特になく。
最大の捕り物は、馬連で61倍でした。それに100円。

そんなんで連勝も止まり、ふと隣を見ると土色の顔をした1号がタバコをふかしている。

おれ「いてぇなー。今のは取れない…」
1号「…なんでさっきのレースの逃げ馬は捕まるのに…」
おれ「え?」
1号「…今のレースの馬は逃げ切っちゃうんだ…」
おれ「……」
1号「…ぶつぶつ…スパ〜(←タバコ)……ぶつぶつ…」

灰色で虚ろな目をしている彼は、午前中の2レース以降当りがないとの事。

ちなみに1号と俺が二人で競馬に行って「いや〜今日はプラスだね〜」という会話をしたことはほとんどありません。
二人同時に一日トータルで勝つという事は、ほとんど奇跡に近い確率なのです。二人で大勝ちしたら、焼肉行ってキャバクラ行くぞこのやろーって話はしてるんですが、全然実現しません。

この日も結局1号は負け。
朝の2レース以降当たらず、昨日の勝ち分を見事に吐き出し、プラスα分負けた模様。
ワタクシはその後もコツコツとせこい当りを続け、結果17戦11勝。多分この的中率は自己記録です。

+10,000円也。

えっ!?
5割以上の的中率で10,000円しか勝てないの?止めた方がいいんじゃないの?そんなに的中することはあんまりないだろうし、いつか全然当たらなくなるよ。

神様。
僕はこの買い方を今年いっぱい続けます。
この小額投資がどこまで伸びるか、傷口を広げるのか。
この日記でも書いていきます。
だから。

「一緒に日本に帰ろう」

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